イヒダリの魔導書
魔法少女リリカルなのは False Cross 第一章(2)
たいへんお待たせしました。
False Cross(フォールス・クロス)の第一章(2)を更新しました。
今回は戦闘編です。なので地の文が多いです。
それと次回の更新予定は1月18日(水曜日)を予定。
正月はいろいろと立てこんでいる上に、イヒダリ自身も他にやりたいことがあるので、そのくらい時間をいただこうと思います。
いつもどおり気長にお待ちください。
それでは良いお年を。
現場に到着したエースオブエースは、張石舗装されたパークロードの地面に、巣に帰りついた燕のごとく降着する。
爆心地は噴水のある広場だった。
なのはも私用で何度か訪れたことがある。
そのときは大勢の人たちが行き交い、やかましいほどの声と足音に満たされていたが、現在は廃墟さながらに無人であった。
ここに来る途中に空の上から、パークロードの出入り口に向かって遡る集団を見かけたが、おそらく無関係ではあるまい。
思いもかけない危機に遭遇した場合など、人は誰でもちょっとしたパニックに陥る。
たとえば小鳥を急に籠の中に入れると、その中をバタバタと無闇に飛びまわる。
あっちへ飛んでは頭をぶつけ、こっちへ飛んでは羽をぶつけ、お手本のような痴態をさらす。
よく見ると籠の扉は、じつは空いているのに。
前触れもなく変化した環境に不安や恐怖を感じ、暴走してしまう一連の行動を『運動暴発』という。
広場から慌てて逃げたはずの人たちが、はたしてちゃんと避難できたのかどうか、考えれば考えるほど心配になってくる。
だがユーノとヴィヴィオの二人なら、民間人を正しく誘導してくれるだろう。
それに連絡を受けた陸上警備隊も、時を置かずして駆けつけるはずだ。
後方のことは仲間の判断と活躍を信じよう。
そう最後の不安に折り合いをつけると、彼女は鋭いまなざしで広場の中央を見る。
そこには大きな噴水が配されていた。
晴れた日には虹を見せてくれる小粋な装置である。
ところが現在はアーチを描く水の噴出は行われていなかった。
空に狼煙をあげる四輪駆動の車輛が、どういうわけか逆さまになった状態で、噴水を上から圧潰していたからである。
噴水の上に投げ出されているその炎上した車は、注文すれば四段でも五段でも積みあげてくれる、気前の良いアイスクリーム屋の移動販売車だった。
火勢が強くて車内の様子は不明瞭だが、レイジングハートの報告によると、幸いにも取り残された人はいないらしい。
ひとまず犠牲者がいないことにホッとしたが、なのはの表情は依然として険しいままである。
車内を調べていたときに、ふと壊れた噴水の陰から、かすかに物音が聞えたのだ。
もしかすると逃げ遅れた店員がいるのかもしれない。
そもそも鋼管フレームで作られた車体が、こんな鉄屑も同然の惨たらしい有様なのだ。
乗車していた人間が無傷である保証はどこにもない。
満足に動けなくなるほどの大怪我を負っていてもおかしくはなかった。
安全確認を終えたら、すぐ救助に向かおう。
そうして彼女は慎重に手順を踏みながらも、声の聞こえてきた噴水の陰に、ほんの一瞬のためらいも怯懦もなく回りこむ……
だが移動した先で展開される光景は、可能性として考えていた事柄の中で、もっとも性質が悪く厄介なものだった。
スーツ姿の男性が首を絞められている。
ただそれだけなら悪質ではあるものの単なる暴力沙汰として納得できるが、その男性は軽い荷物のごとく片腕一本だけで宙に釣りあげられていたのだ。
くわえて男性の身を脅かしている犯人の風体も異質にすぎた。
両腕、両脚、胸部、そして胴まわりに甲冑を纏っている。
色は夜の風景を塗りこめたような冷たい漆黒。
その下に身につけているボディースーツも甲冑と同じ夜の色だ。
おまけに顔もゴーグルに覆われていた。もちろんゴーグルの色も暗闇そのものと化している。
相手の性別は、おそらく女性。
顔をゴーグルで覆っているため断定はできないが、膝の裏まで届く大麦色の長い金髪に、ボディースーツの上からでもわかるメリハリの利いた曲線で描かれた肢体は、この黒ずくめの人物が女であることを示唆している。
だがバレエダンサーを思わせる細身の体躯とは裏腹に、成人男性を片手で軽々と持ちあげるその怪力は、もはや男とか女とかいう以前に人の限界を超越していた。
その異常性から考えてミッドチルダ式かベルカ式の魔法、あるいは別系統のエネルギーを使っている可能性が高い。
となれば噴水やアイスクリームの移動販売車の破壊は彼女の仕業かもしれなかった。
なのはは口を開く前に、乾いた唇をひと舐めする。
「時空管理局です。あなたを公共物破壊の容疑および傷害の現行犯で逮捕します。いますぐ人質を解放し、投降してください」
甲冑姿の女を厳しい目で睨みつけながら、なのはは刃で斬りつけるように言い放つ。
純白のバリアジャケットに身を包み、杖状のデバイスを剣のごとく携えた魔導師の姿には、まるで女帝のごとき威圧感があった。
それは幾多の戦場を勝ち抜いてきた英雄が纏う覇気――エースオブエースと呼ばれる者だけが持つ迫力だった。
これを目の前にすれば大抵の相手は身をすくませる。
しかし甲冑姿の女は、なのはの警告には無視を決めこみ、人質を離す様子はない。
それどころか手甲の爪牙状の指先に力を込め、男性の喉をさらに圧迫するという暴挙に出た。
人質になった男性の口からカエルの鳴き声のような呻吟がこぼれる。
なのはの目がカッと見開かれた。
左手に提げたレイジングハートの先端が風を切って甲冑姿の女に向けられる。
「その人を離しなさい!」
白刃の切っ先のように鋭く突き刺さる眼光。そして容赦なく叩きつけられる最後通牒。
なのはの実力と実績を知ろうが知るまいが関係ない。
その威容だけで逆らってはいけない相手であることが、おのずとわかるような有無を言わさぬ強い口調だった。
はたして甲冑姿の女は、なのはの要求に、今度はすんなりと応じた。
ただし手段は最悪である。
甲冑姿の女は片手にぶらさげている人質を、こちらに石礫のごとく投げつけてきたのだ。
さらに自分自身も間髪を容れず、なのはに向けて突撃を敢行する。
ここで人質を助けようとすれば甲冑姿の女にその隙を衝かれるだろう。
だが甲冑姿の女を迎撃しようとすれば人質はまもなく地面に激突する。
それは悪辣ながらも効果的な二段構えの攻撃であった。
なのはの胸が義憤の炎で焼ける。
しかし魔導師たる彼女の脳内は、そんな激情には左右されなかった。
むしろ怖いほど冷静に対処の術を即断する。
まず彼女は飛んでくる人質の救出にホールディングネットを使用した。
魔力で編まれた網が虚空に現出し、危険な高さから落下してきた男性を、地面すれすれの位置で受け止める。
一方で甲冑姿の女の突撃に対してはプロテクションEXを選択。
人質に危害が及ばないように横へ横へ逃げながら、黒い疾風となって打ちこまれた敵の拳を障壁で跳ね返す……
なのはの計画では問題なく跳ね返せるはずだった。
思わず息を呑む。
なのはのバリア魔法は、他の魔導師のそれと比較しても、とりわけ頑強で隙がない。
とっさに展開したようなものでも、大概の攻撃魔法は無傷で防御できる。
質量兵器を例にあげるなら、銃弾だけでなく近距離から発射された砲弾すらも、いとも簡単に弾き返すのだ。
そんな金城鉄壁を謳われるエースオブエースの障壁に、甲冑姿の女は信じられないことに亀裂を入れたのである。
しかも技もなにもない、拳による一撃だけで。
こんな不条理はかつてないことであった。
と、なのはが瞠目しているあいだに、二発目の衝撃がバリア魔法を叩く。
ひび割れた障壁の一部が地面に落ち、ガラスのように砕け散って消滅する。
そして続けざまに振りあげられる三発目の拳。
これ以上の打撃にはバリアが耐えられない。
いいかげん自失している場合ではなかった。
「レイジングハート――カートリッジロード!」
なのはは左手に持った杖状のデバイスを、鞘から抜刀するように横一文字に薙ぎ払う。
すると主の意を受けたレイジングハートが、石突きの部分から銃声のような音とともに、薬莢に似た形状のカートリッジを排出した。
なのはのデバイス――レイジングハートのグリップエンドには『カートリッジシステム』が組みこまれている。
この装置は魔力を籠めたカートリッジをロードすることで、術者のそれを一時的にブーストさせることができる代物だ。
そのぶん制御するには困難を極めるが、もし使いこなすことができれば、魔法戦においては頼もしい武装になる。
カートリッジシステムの使用に伴って、今にも卵のように割れそうだったプロテクションEXが、みるみるうちに修復・補強されていく。
直後に甲冑姿の女が、なのはの顔面をめがけて、籠手の拳を振り下ろす。
大気を押しのけて轟然と飛んでくる黒い塊。
一度目は跳ね返すどころか逆に壊されてしまったそれを、瞬く間に復元した障壁は今度こそ完璧に封殺してみせた。
誰もが認める無敵のエースオブエースの面目躍如だ。
さらに彼女は自分の周囲に桜色に輝く六発の魔弾――誘導型の射撃魔法『アクセルシューター』を生成。
攻撃の直後で隙だらけの相手に全弾を命中させた。
敵の黒い甲冑姿がたちまち爆炎と煙に呑みこまれていく。
手応えはあった。
間違いなく直撃したという確信がある。
が、これで仕留められたとは思えない。
六発の魔弾を射出すると同時に飛行魔法で後方に退避していた彼女は、そのままホールディングネットで救出した男性のかたわらに移動する。
「時空管理局の高町なのは一等空尉です。お怪我はありませんか?」
なのはが尋ねると、男性は「は、はい。大丈夫です。ちょっと首が痛いくらいで……」と、ぎこちなく頷いた。
たしかに男性が自分で申告したとおり、傷らしい傷は首のまわりについた痣くらいで、致命傷になるような怪我はひとつもない。
もちろん正確な容態は病院で詳しく検査しないとわからないが、少なくとも今すぐ治療が必要というような事態でないのは確かだ。
大事に至る前に救助することができたのは不幸中の幸いだった。
なのはは肩に入っていた力を吐息とともに抜く。
「今からホールディングネットを……あなたを受け止めている魔法を解除します。地面に気をつけてください」
患者を気遣う看護婦のように前置きすると、なのははホールディングネットを解除した。
それから地面にへたりこんだ男性の周囲にドーム状のバリアを展開する。
当座しのぎのサークルプロテクションだが、戦闘の余波によって生じた衝撃や瓦礫からは、内部の人間の身を守ってくれるはずだ。
「すぐに地上本部から救援の部隊が到着します。それまでは決してここを動かないでください」
まわりに張られたバリア魔法を、口を半開きにして眺める男性に、なのはは励ますように念を押す。
本当は一刻も早く安全な場所に送ってやりたかったが、今はまだ彼はおろか、なのは自身も安易に動けるような状況ではなかったのだ。
視界の端で濛々と立ちこめる黒い煙幕。
それをカーテンのごとく縦に割って飛びだした甲冑姿の女が、速すぎて実体がおぼろに霞むほどのスピードで突進してきた。
この神速の奇襲を予想、なかば確信していたエースオブエースは、防御の姿勢で後退する。
どうやら甲冑姿の女は無手による格闘を主とする戦闘スタイルらしい。
緒戦と同じく体ごとぶつかるようにして拳を繰りだしてきた。
しかし愚直に突進を繰り返すだけでは、高町なのはを攻略することはできない。
なのはは相手の一挙一動を冷静に見きわめると、ふたたび眼前にプロテクションEXを展開した。
衝撃。斥力の波紋で揺れる大気。鬩ぎ合う障壁と黒い甲冑の拳が、両者のあいだで火花を散らす。
そして半透明の障壁を介してエースオブエースが見たものは、ほとんど無傷の状態でバリアに拳を押しつける相手の姿だった。
損傷と呼べる唯一の部分は顔面を覆うゴーグルに入っている亀裂くらいのものだ。
体の要所を護る甲冑には傷ひとつ見受けられなかった。
六発も命中すれば戦闘機だって撃ち落とせる、なのはのアクセルシューターの直撃を受けて、この程度のダメージしかないのは異常である。
もしかすると甲冑姿の女の能力で警戒しないといけないのは、一瞬で相手の懐に入りこむ速力ではなく、射撃魔法くらいでは揺るがない防御力のほうかもしれなかった。
が、仮にそうであっても何の問題もない。
なのはの心中に焦りはなかった。
相手に射撃魔法が通用しないのなら、もっと破壊力のある『砲撃魔法』で、より攻撃的に対処すればいいだけの話。
彼女は左手に持つレイジングハートを現在の『アクセルモード』から、砲撃魔法に特化した『バスターモード』にデバイスの形状を変更する――
甲冑姿の女のゴーグルが縦に裂け、顔から剥離したのはそのときだった。
ふたつに割れたその仮面は、バリアジャケットのように魔力で編まれたものではないらしく、地面に落ちても消滅しない。
デバイスのモードを変更しようとしていた手が思わず止まった。
「その目の色……まさかそんな……」
寒気に総身が震える。
まるで氷の矢が刺さったかのように、なのはの胸の内が急速に冷えていく。
剥落したゴーグルの下から出てきた甲冑姿の女の素顔。
まるで死者のそれのように無表情だった。
神に誓って言える。
こんな鉄のような表情の人物とは過去に一度も会ったことがない。
にもかかわらず相手の容貌を見た瞬間に覚えたのは強烈な既知感。
愛おしいのに忌まわしい、そんな矛盾した感慨を呼び起こす翡翠と赤玉のオッドアイが、いま目の前にあったのだ。
なのはの思考が洗われるように漂白されていく。
ただ声もなく立ちすくむエースオブエースを尻目に、衝撃の素顔をさらした甲冑姿の女は右腕を振りあげる。
続いて彼女の拳に意志ある者のごとく集束する七色の赫奕。
それは古代ベルカ時代に生きた聖王のみが所持していたとされる虹色の魔力光『カイゼル・ファルベ』の輝きだった。
ならば先のアクセルシューターを無傷で跳ね返した防御力の正体は『聖王の鎧』ということになる。
もはや甲冑姿の女が『聖王の遺伝子』を継ぐ者であることは疑いようがなかった。
高町なのはの最愛の娘――ヴィヴィオと同じように。
彼女の中で燃えていた義憤の炎が急速に消えていく。
「ま、待って! あなたは――」
もうエースオブエースの戦意は、この時点で完全に削がれていた。
むろん甲冑姿の女が、無力な民間人を不当に傷つけた犯罪者であることは、充分にわかっている。
だが倒すべき相手を娘と重ねてしまった今では、現状は二年前の『聖王のゆりかご』でヴィヴィオと対峙したときの光景を想起させ、最前のように死力を尽くすことはできなかった。
もっとも正面の甲冑姿の女にすれば、なのはのそんな葛藤や逡巡は、優しさではなく付け入る隙でしかない。
消極的になった魔導師に対して、ここぞとばかりに容赦なく、七色に輝く拳を振り下ろしてくる。
その威力は単なる正拳突きだった以前の打撃とは比べものにならない。
『カイゼル・ファルベ』を纏った聖王の拳は、なのはのプロテクションEXを、まるで薄氷のように易々と粉砕してしまう。
さらに甲冑姿の女の拳はそのまま一直線に、なのはの無防備になった顔面を急襲する。
その拳が顔面に届くまでの時間は一秒にも満たなかったが、なのはの日々の鍛練で培われた反射運動は、この危険に対しても本人の意思と関係なく敏速に反応した。
とっさに掲げたレイジングハートで、飛んできた虹色の殺意を遮断する。
殺しきれなかった衝撃が体を突き飛ばし、なのはの靴底が地面と擦れて白煙をあげた。
「あなたは誰なの? どうしてこんなことをするの? 誰かに命令されているの? お願い、答えて!」
なのはが祈るような調子で叫ぶ。
彼女にとって目の前の相手は、とっくに敵ではなく、もう一人のヴィヴィオだった。
なにか事情があるなら自分に話してほしかったのだ。
しかし甲冑姿の女は、相も変らぬ機械の反応。ただひたすらに虹色の殴打を繰り返す。
その衝撃にデバイスの長柄が、みしり、と折れそうな音をたてて軋んだ。
なのはの表情も苦痛に歪む。ふんばっている膝から力が抜けそうになる。
これ以上は自分もレイジングハートも耐えられない。
そう胸の内で呟きながら唇を噛んだ次の瞬間だった。
甲冑姿の女が虹の光を纏う右拳を大きく振りかぶる。
背中が見えるほどに体を捻った豪快な構え。
続く攻撃が生半可な防御魔法で食い止められるような甘いものでないのは明白だった。
が、さりとてカートリッジで魔力をブーストする時間は……
『後ろに跳んで!』
なのはの脳裏に、不意に声が響いた。
それは魔導師の通信手段のひとつ『念話』によるものだ。
念話の声の主を探るよりも先に、ともかく彼女は言われるがまま、倒れこむように後方へ飛び退いた。
すると狙っていたような抜群のタイミングで、はるか上空から、なのはと甲冑姿の女を隔てる壁が降ってきた。
張石で舗装されたパークロードの園路に、ほぼ垂直に突き刺さったそれに機先を制されて、甲冑姿の女はたたらを踏むように後退する。
一方、なのはの目は正面に屹立する壁に――青く発光する帯状の魔法陣に向いていた。
彼女がこの魔法を、教え子の得意技を、見間違うはずがない。
これは空を疾走する光の道『ウイングロード』だった。
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
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