イヒダリの魔導書
夏目友人帳は安定しておもしろい
今期の夏目友人帳も、あいかわらず良い出来。
先週の『偽りの友人』は、原作の中でも好きなエピソードだったので、とくに思い入れ深かった。
あんな切ない恋愛を見せられたら、木石でもないかぎりは涙腺がヤバい。
紫が消滅するシーンは、その結末を知っていたにもかかわらず、湿っぽくなってしまった。
とは言うものの、ああいう人間と妖怪の“絆”を描いた話が、この作品の真骨頂。
今日の深夜に放送(北海道では)される第四話も楽しみです。
『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート) 第16話』感想。
持ちあげて落とされた――まさにそんな感じである。
ラボメンの一員として過ごした数日は、父親の正体が判明した瞬間は、鈴羽にとって幸せな出来事だったはず。
事実、タイムトラベルをする前の彼女の表情は満足そうだった。希望に満ちあふれていた。
だというのに……
変化の瑞祥であったはずのタイムトラベルは、ラボメン全員の期待を打ち砕く結果に収束する。
失敗した――と何度も書かれた手紙の文面は、鈴羽の絶望を極めて生々しく描写していました。
とくに手紙の末尾「こんな人生、無意味だった」が残酷すぎる。
まるでラボメンたちと過ごした時間そのものを否定しているような悔悟だった。
まあ実際に否定しているんだろうけど。
で、この手紙を読んだ主人公は、またも禁断の『Dメール』を敢行。過去を改変する。
このときの主人公の悲愴感は身につまされるものがありました。
ほんとに主人公ばかりが損な役回りだよ。このアニメは。
『青の祓魔師(エクソシスト) 第15話』感想。
塾生の仲間たちと徐々に親交を深めていく主人公。
ずっと友達がいなかった彼にとって、いまの状況は願ってもない幸せだろう。
なにせ望んでも決して手に入らなかったものが目の前にあるんだから。
でもアマイモンと戦うために、窮地に陥った仲間たちを救うために、そのすべてを擲って刀を抜いた。
果敢だが悲しい決意で、みずからの正体を、みんなの前で明かした。
その一連の流れに、思わず鳥肌が立った。今までの話の中で、いちばん感動した。
くわえて主人公の魔剣にヒビが入るという原作には無いオリジナル展開の追加。
おもしろくなってきた。
先々週からおもしろかったけど、もっとおもしろくなってきました。
今後の展開が非常に楽しみです。
《余談》
TVアニメ「Fate/Zero」EDに謎の美少女ボーカル 藍井エイル
誰?
いや、それよりも北海道の出身か。これは同郷のよしみで応援しなければ。
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
もちろん無断転載は厳禁。
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