イヒダリの魔導書
外国の小説は理解が難しい
一ヶ月くらい前の話ですが。
朝日新聞に「傷痕」という小説の記事が載っていました。
すごく売れている、おもしろい、みたいな感じのやつが。
これはヴィレッジブックスから出ているコーディ ・マクファディンさん著作のサスペンス小説です。外国の本を翻訳したものですね。
たしか去年かな?
イヒダリも表紙に惹かれてBOOK-OFFで買って読んだことがありました。
ぶっちゃけ世間の評価ほど、おもしろい話ではなかったです。
どっかのライトノベルみたいな厨二設定も気になったのですが、なによりキャラ同士の会話がまったく肌に合わなかったからです。
イヒダリの観点から見れば正論を言っている人間が、話の主人公や仲間たちから見れば空気を読まない奴で、嫌われ者だったり猛然と責められたりするんですよ……
とくに犯人を挑発して意味もなく怒らせた主人公を、「いつもそんな調子だから犯人に復讐されるんだよ!」みたいなニュアンスの言葉でいさめた男性キャラが、なぜか逆に頬を殴られて叱られるという展開には目を丸くしました。
べつに彼は間違ったことは言ってないはずなのに。
プロットや伏線の回収は見事だっただけに、登場キャラクターの心情にまったく理解が及ばず、少しも感情移入できなかったのは致命的でした。
もし外国人作家の小説を買うときは、中身はチェックしたほうがいいです。
とくに主人公の性格と台詞は。
あらすじだけを読んで決めるのは危険です。
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
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