イヒダリの魔導書
腰だけでなく首も喉も痛い。風邪かな?
PEACEKEEPERに掲載されている長編SS「LIGHTNING StrikerS」を読みました。
この小説の執筆者は、同ホームページの管理人である「緑平和」さんです。
以前、このブログでも紹介したことがある作品ですが、一年以上の歳月を経てようやく完結した(?)みたいなので、既読のところも未読のところも含めて目を通しました。
そして――あらためて思い知りました。
緑平和さんが胸の内に抱く「リニス萌え」を……違う!
エリオという人気があるのか無いのかわからないキャラを主人公にして、あれほど苛烈で凄惨な小説を書くことができる緑平和さんの描写力を。
前半と後半の雰囲気が違うのも、この作品の魅力のひとつだと思う。ギャップの使い方がうまいと言うべきか。前半がシリアスだったから、後半の戦闘描写は燃えました。
とくにフェイトとリニスの「師弟対決」は、この小説の中でも屈指の名場面だったと思う。
激しく交錯するのは武器ではない。魔法でもない。勝利に対する執念と信念だった――
そんな感じの熾烈な戦いに、イヒダリは圧倒されまくりでした。血湧き肉躍りました。
こういう原作では「ありえない」ことでも自由に書ける。まさに二次創作の醍醐味だ。
あとハッピーエンドで終ったのもよかったです。そうなると期待してなかったので余計に。――いや、まさかシックザールとトーラスが生き残るとは誰も思わないでしょうよ。
前作の長編を読んだときにも思ったのですが、たぶん緑平和さんはツンデレに違いありません。だって前半はキャラたちを虐めつつも、最後には幸せにしてしまうんですから。
とにかく! これだけのものを読まされたのです。もはや、じっとしていられません。
外出しました。
外は雨が降っていましたが、ライストのOPを彷彿とさせて、逆に好都合というもの。
傘も差さずに近所の雑木林へレッツゴーだ! なんちゃってソニックムーブで行くぜ。
はたから見れば痛い人だったに違いありません。でも不思議と気になりませんでした。
おそらくこれが「LIGHTNING StrikerS」の魔力なのでしょう。
まさに、恐るべし、である。
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
もちろん無断転載は厳禁。
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