イヒダリの魔導書
招かれざる者の秘録~騎士王の遍歴~ あとがき
一日遅れて申しわけありません。連載が終って腑抜けていました。
イヒダリ彰人が自己満足で書いた中編クロスオーバーSSの“あとがき”を更新です。
ちなみにこれは、「魔法少女リリカルなのはStrikerS」より一年前くらいの世界観の中に、「fate/stay night」からセイバーを、「アルプスの少女ハイジ」からクララを、作者の好きなようにクロスオーバーさせています。ジャンルは掛け値なしのシリアスです。
興味のある方は、INDEXからお入りください。
いきなりですが、ここでネタバレをします。
じつは、このSSでセイバーが笑顔になるシーンが出てくるのは“最終章”だけです。
他の章では、セイバーは微笑も苦笑も憫笑も失笑もしていません。
もちろん完全に無表情というわけではありません。楽しそうにしたり嬉しそうにはしています。でもセイバーの『笑顔』を『笑顔』として明確に描写したのは最終章だけです。
そうなの? と思った人は本編を読んで確認してみてください。イヒダリに過失がなければ上記で言ったとおりになっているはずです。……と言いつつ自信はありませんが。
このSSはイヒダリが独自に考えた「セイバー救済」の物語です。
Heaven's Feel(間桐桜ルート)でさんざんな目に遭ったセイバーを、なんの答えも見いだせずに敗北してしまった彼女を、なんとかして助けてやろうという“愛”の物語です。
はっきり言ってしまうとセイバーを「笑顔」にするためだけに綴られたSSです。
原作のUnlimited Blade Works(遠坂凛ルート)のアーチャーと凛の別れのシーンに似てしまったのが悔しいですが、自分なりに表現したかったものは拙いながらも書けたのではないかと思います。なので満点とはいかないものの合格点はあげてもいいかな、と。
みなさんはどう思いますか?
できれば辛口ではないコメントで答えていただけると幸いです。(苦笑)
あと書いている途中で思ったことは、ヒロインであるクララの必然性です。
べつにヒロインはクララである必要はありませんでした。正直な話、ただの蛇足です。
でも登場させたかったんです。めずらしいキャラを使って斬新に見せたかったんです。
なによりセイバーに「クララが立った!」って言わせたかったんです。
しかし本編では、そんなこと誰も言っていないという……ぷぎゃー!
プ、プロットでは確かに「クララが立った!」って言ってるのに~!
まあイヒダリの構成力が、まだまだ足りないということでしょう。
これからの課題ですね。――好きなキャラクターに好きなことを言わせるというのは。
クロスオーバーSSが好きなイヒダリとしては、今後もいろいろな作品をクロスさせたいです。最近はロマサガ系にハマっているので、そのシリーズをクロスさせたいですね。
候補をあげれば「ロマサガ3」とか「サガフロ」のアセルス編とかでしょうか。
それ以外では「鋼殻のレギオス」が暫定候補だろうか? まあ他にも書きたいものがたくさんあるので、実際に執筆できるようになるのは来年以降になると思いますが。
そのへんは体がふたつあるわけではないので、しかたないと割り切るしかないですね。
最後に。
およそ三ヶ月のあいだ、お付き合いしていただいた読者の方たちに無限の感謝を。
みなさんのおかげで今回のSSも無事に完結させることができました。
やっぱり誰かに読んでもらえているというのは字書きにとって最大の原動力ですね。
ちなみに次の作品も中編SSの予定です。詳しくは後日あらためてお知らせします。
素人の自己満足ではありますが、引き続きお付き合いしていただけると嬉しいです。
それでは。
作業BGM「Fate/stay night(PC版)」より「disillusion」を聴きながら――
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
もちろん無断転載は厳禁。
《連絡先》
aki_ihidari☆yahoo.co.jp
なにかあれば上記まで。
☆を@にしてお願いします。