イヒダリの魔導書
いちばん暑い夏が終わりましたね。
夏コミに参加された方、本当にお疲れさまでした。
イヒダリは例のごとく参加できなかったので、好きなサークルさんのブログやホームページにある夏コミのレポートを読んで、夏コミに参加した気分を味わっています(笑)。
でも最近は、ツイッターで適当につぶやいて終わってしまう人が多いのかもしれない。
あまり詳しく書かれてないんですよね……
まあ夏コミが終わって一週間も経っていないので、もう少し待てば徐々に増えてくるかもしれません。
なので気楽に、気長に、「きっと、澄みわたる朝色よりも、」をやりながら、待ち続けることにします。
そういえば。
とある魔術の禁書目録(アニメ版)の第二期シリーズが制作決定らしいですね。
イヒダリは原作もアニメもノータッチですが、とある科学の超電磁砲がおもしろかったので、けっこう興味があるし楽しみにしています。
それにしてもヒロインの「インデックス」が、なぜか「白いコケシ」に見えてしょうがないんだが……
暑くて頭が沸いてるのかな?
あなたは炎の竜に君臨する王者――
休日を利用して「サイキック戦争」を読了しました。
これは「笠井潔さん」著作のアクション小説です。
ミステリー畑の推理作家さんかと思いきや、意外にもライトノベル系の話も書いています。
氏の代表作「ヴァンパイヤー戦争」は、名前だけは知っている、という人が結構いるんじゃないだろうか。
表紙のイラストは「TYPE-MOON」の「武内崇さん」が書いています。
たぶん書店や古本屋なんかで探せば簡単に見つけられると思う。
イヒダリが読んだ「サイキック戦争」は、タイトルに偽りなく超能力者が登場します。
もちろん主人公は超能力者です。
しかも「竜拳」とかいう恥ずかしい呼称の拳法を使います。
くわえて本人の名前も「竜王翔」という厨二っぽい感じで徹底しています。
これだけ見ればギャグの領域です。
なんともオタク心をくすぐられます。
しかし肝心のストーリーは、主人公の冗談めいた設定とは裏腹に、なんとも殺伐としています。
言わなくてもわかると思いますが、人がゴミのように死んでいきます。
主人公が大切に思っている家族や恋人など、少年誌では生き残るに違いない立場のキャラですら、主人公の目の前で容赦なく殺されてしまいます。
全体的に救いのない物語という印象でした。
ふとイヒダリは――
なんとはなしに「24」という海外ドラマを思い出しました。
このドラマの主人公「ジャック・バウアー」も、「竜王翔」と同じように家族や恋人を守れません。
「守りたい人ほど守れない」という残酷な運命が似ているように感じました。
なんとなく「個人的には不幸」と言われているニュータイプみたいだった。
でも終わり方は悪くなかったと思います。
少なくともジャック・バウアーよりは幸せな結末を迎えた……かな?
そのへんは人によって見解が異なると思うので、気になる方はご自分の目で確かめてみてください。
約600ページの紙の束に凝縮された、超常の世界を目撃することができますよ。
夏の祭典まで、あと五日ですね
今年も夏コミの時期がやってきましたね。
行かれる方は熱中症などにお気をつけください。
てなわけで夏コミに参加されるサークルさんの喧伝を。
とくに15日の三日目に出陣する「リリカルなのは」勢の面々を紹介。
PEACEKEEPERの「緑平和さん」が発行する合同誌。
主役は「リリカルなのはBOA」に登場した「闇の書の闇の構築体」たちです。
そして注目すべきなのは、その参加メンバーの豪華さ。
いったいどんな魔法を使えば、この面子を集められるんだろう。
凄すぎるぜ。
しかしまさか「闇の書の闇の構築体」たちの合同誌を企画するとは……
緑平和さんはキワモノ好きなんだろうか?
640の小部屋の「640さん」が発行する同人誌。
全3巻が予定されている長編SS「Curtain call」の1巻目です。
主役はスバルたち「なのはStrikerS」に登場したメンバーです。
更正組のナンバーズたちも活躍しています。
物語に登場する敵キャラクターは、おのれこそが真の聖王である、と揚言する「ノア」という少女。そして軌道拘置所に収監されたはずの他のナンバーズたちです。
ガチバトルものが好きな方には、ぜひともオススメしたい小説です。
気まぐれ工房 蒼の「高宮蒼涼さん」が発行する同人誌。
なのはとフェイトの日常をメインにした、合計8話のストーリーからなる短編集です。
ご本人いわく本の内容は「ほのぼの」「のんびり」「ちょっとどきどき」らしいです。
サイトにサンプルが公開されているので、気になった方はチェックしてみてください。
それにしても表紙の「なのはさん」はカワイイな。
嫁に来てほしい。
でもスターライトブレイカーが怖いな。
pure heartの「kitさん」が発行する同人誌。
なのフェイ詰め合わせって感じかな? 中学生時代の話が多めらしいです。
原作者の「都築」さんが、なのはたちの中学生時代の話を書かないので、業を煮やした「kit」さんが代わりに書いた、と勝手に邪推してみる。
表紙の絵から判断して、物語の雰囲気は、インティメイトな感じ。
イヒダリは自分では書けないが、こういう温かい感じが大好きです。
最近よく観ているアニメの話
「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」
どことなくバイオハザードを連想させるアニメ。とにかくすごいの一言です。
第一話から人が死にまくりでゾンビになりまくり。こういうのを阿鼻叫喚の地獄絵図っていうんでしょうね。まさに最初からクライマックスの様相でした。
とくにイヒダリが注目したのは、女性キャラクターの狂乱ぶりです。
ヒステリーになったときの瞳孔の開き方が怖すぎです。悲鳴も聞いてて胸がふさがる。
あと第二話の最後に出てきた「ニュースの中継」の描写は鳥肌ものでした。
あれは惨すぎるだろ。
これから先の話がめちゃくちゃ気になります。原作を読もうかな?
「黒執事2」
端的に言うとショタと執事が登場するアニメ。やおいっぽいです。しかし実際は――
無駄に全能な執事『セバスチャン』の奇特な言動と無駄にカッコイイ演出を冷ややかな目で見守るギャグアニメです。(苦笑)
なので男が観ても意外とおもいろいです。なんとなく視聴しています。
「会長はメイド様!」
当然のごとく観ているアニメ。原作は読んでないが近いうちに読むと決めている。
設定こそ「硬派で正義感が強い生徒会長が、まさかメイドカフェでバイト!?」という奇抜なものだが、ストーリーそのものは少女漫画にありがちな普通のボーイミーツガールです。
べつにそれが悪いといっているわけではなく、奇抜なのに安定しておもしろいという意味です。基本は押さえている印象なので食わず嫌いさえしなければ誰でも楽しめると思います。
個人的にいちばん楽しみにしているアニメです。ああ、早く続きが観たい。
そういえば「アマガミ」も放送しているんでしたっけ?
なんか不吉な予感がするんだが……よかったら誰か情報をください。(笑)
外国の小説は理解が難しい
一ヶ月くらい前の話ですが。
朝日新聞に「傷痕」という小説の記事が載っていました。
すごく売れている、おもしろい、みたいな感じのやつが。
これはヴィレッジブックスから出ているコーディ ・マクファディンさん著作のサスペンス小説です。外国の本を翻訳したものですね。
たしか去年かな?
イヒダリも表紙に惹かれてBOOK-OFFで買って読んだことがありました。
ぶっちゃけ世間の評価ほど、おもしろい話ではなかったです。
どっかのライトノベルみたいな厨二設定も気になったのですが、なによりキャラ同士の会話がまったく肌に合わなかったからです。
イヒダリの観点から見れば正論を言っている人間が、話の主人公や仲間たちから見れば空気を読まない奴で、嫌われ者だったり猛然と責められたりするんですよ……
とくに犯人を挑発して意味もなく怒らせた主人公を、「いつもそんな調子だから犯人に復讐されるんだよ!」みたいなニュアンスの言葉でいさめた男性キャラが、なぜか逆に頬を殴られて叱られるという展開には目を丸くしました。
べつに彼は間違ったことは言ってないはずなのに。
プロットや伏線の回収は見事だっただけに、登場キャラクターの心情にまったく理解が及ばず、少しも感情移入できなかったのは致命的でした。
もし外国人作家の小説を買うときは、中身はチェックしたほうがいいです。
とくに主人公の性格と台詞は。
あらすじだけを読んで決めるのは危険です。
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
もちろん無断転載は厳禁。
《連絡先》
aki_ihidari☆yahoo.co.jp
なにかあれば上記まで。
☆を@にしてお願いします。