イヒダリの魔導書
10周年&50冊か。偉大な経歴だ
ジュブナイルポルノ作家の『わかつきひかる』さんが、今年の3月に通算50冊目の文庫本を発売するらしい。しかも同月でデビュー10周年だという。
おめでとうございます。
正直に言うとイヒダリは、エッチなライトノベルはあまり読まないのですが、『My妹』には萌えました。
あの小説は妹属性の最高峰だと思う。すごく楽しませていただきました。
それにしても本当に、凄まじい実績だと思う。
だってジュブナイルポルノですよ?
活字ってだけで嫌厭される小説というジャンルの中で、さらに人を選ぶと思われるエロライトノベルで、10年以上も戦い続けてきたなんて並の精神力じゃない。
くわえて昔は売れ線でないと評価されていて、ご本人いわく“みそっかす”扱いだったという。
もうその時点で挫折していてもおかしくない。なのに10年間も小説を書き続けてきた。
そして今では押しも押されもせぬ美少女文庫のエースオブエースです。
感嘆するしかあるめえ。
わかつきさんはブログもおもしろいので、というか小説家ならではのタメになる話が多いので、一度は覗いてみるのもいいかもしれません。
ちなみにイヒダリは「表紙を見たら売れ行きがわかる」というタイトルの記事が興味深かったです。
そういえば『My妹』は、表紙を見た瞬間にビビっときて、購入を決めたんだったな、と。
たしかに売れそうなライトノベルには、なにか光るものがあるのかもしれない。
ただ単に好みの問題かもしれないが、目を惹く小説っていうのはあるから。
《余談》
グリザイアの果実リミテッドエディション「驚きの大きさ」「デカイぞ!こいつ!」
デカすぎて噴いた(笑)。
こんなの置く場所がなくて邪魔くさいだろ。
買った人はいったいどうするんだよ。
次の連載SSのプロットを制作中
新しい連載に向けて、少しずつ動いています。
今年はふたつのSSを同時に連載する予定です。
ひとつは例年どおり『魔法少女リリカルなのは』の二次創作。
なのは界隈では誰もが知っている、とある有名な作家さんのSSに出てくるオリキャラをお借りし、シリアスなストーリーを書きます。
なかなか辻褄が合わないので、当初の考えよりプロットの製作が遅れていますが、描きたいテーマは今も明確です。たぶん四月には連載を開始できると思う。
……できるといいなあ。
もうひとつは『鋼殻のレギオス』の二次創作です。
なんでか無性に書きたくなった。執筆の理由はただそれだけです。
でも、なのは以外のジャンルに手を出すのは久しぶりなので、熱はこっちのほうがあるかもしれない。
ただし執筆のメインは、あくまで『なのは』です。
こっちは暇な時間を見つけて、ぼちぼち、という感じになっていくと思う。
まあ気長にお待ちください。
『とある魔術の禁書目録Ⅱ 第17話』感想。
端的に言うなら、既存のキャラクター総登場、って感じだろうか。
事件のない日常パートだけの話だったが、たくさんのキャラクターが出てきて小気味よい会話を展開してくれたので、ドタバタコメディーとして充分に楽しめた。
そして主人公の家に居候している子供の存在感が、どんどん薄くなっていることに気がついて泣いた。
半可通な知識なので自信はないが、このアニメの正ヒロインって、たしかあの子供じゃなかったっけ?
なのに製作者側は『御坂美琴』をプッシュしすぎ。どんだけ愛してるんだよ(笑)。
『君に届け 2ND SEASON episode4』感想。
なんということでしょう。
放送があったのを忘れていたので、ふと思い出したときには、放送開始から15分も過ぎていた。∑(゚□゚;)ガーン(。□。;)ガーン(;゚□゚)ガーン!!
そのせいで展開がいまいち見えてこなかったです。
しかしキャラのやりとりは、あいかわらずおもしろかった。
さじ加減ひとつでシリアスになりそうなのに、なぜかそうはならない会話の妙は、鬱展開しか書けないイヒダリには垂涎のスキルだ。
すごく羨ましいです。
『魔法少女まどか☆マギカ 第5話』感想。
物語はそろそろ折り返し地点ですが、まだテーマらしきものは見えてこない。
しかしキュゥべえが是が非でも、まどかを魔法少女にしたい、と思っているのはわかってきた。
というか確信めいたものがある。
そう考えると今までの事件がすべてキュゥべえの自演に思えてくる。
まどかを魔法少女にすることで、キュゥべえが得るものとは何だろう?
そしてキュゥべえと逆の目的を持っている『ほむら』の正体は?
今後の展開も目が離せません。
気まぐれに歌の練習をしていたら……
なぜか背中が痛くなった。
理由はわからない。
普通に喋るぶんには問題ないのですが、大きな声で歌うと途端に背筋が引きつる。
それに体も重い。まるで海かプールで思いっきり泳いだあとのようです。
……疲れた。
でも体力を酷使した甲斐もあってか、少しは高音が出るようになりました。
この調子で練習すれば、憧れの『innocent starter』をカラオケで歌える日も近い……かもしれない。
『とある魔術の禁書目録Ⅱ 第16話』感想。
今回の話でイタリア編が完結。
人生で最高のウハウハ旅行になるはずだったのに、終わってみれば魔術師がらみの事件に巻きこまれた“だけ”という、まさに主人公の不幸を象徴するような顛末でした。
けれど事件のおかげでアニェーゼと仲良くなれたし、単純に考えればそう悪いことばかりではなかったかも。
この調子で主人公は、ハーレムでもなんでも作るがよろしい(笑)。
しかし若本さんの演技は、あいかわらず素晴らしいな。
これは子安さんにも言えることなんだけど、なんか出てくるだけで自然と笑ってしまう。
やっぱり若本さんはサイコ―でした。
『君に届け 2ND SEASON episode3』
前回の話の最後くらいで、風早くんが「黒沼にいちばん近い男は俺だと思ってたんだけど……」なんて告白まがいのことを言っていたのに、ふたりの距離は縮まらない。
逆に“ぎこちなく”なってさえいる。
なんだこれは?
ぶっちゃけ挫折モンだろ。
風早くんほどのイケメンじゃなかったら旅に出かけるレベルだ。
しかも新キャラの金髪男子が、爽子に惹かれて動きはじめたし。
――今まで以上におもしろくなってきたじゃないか。
どうせ当て馬になるんだろうが、三角関係は少女マンガの王道だし、新キャラの男子には期待している。
爽子と風早を存分に翻弄しておくれ。
『魔法少女まどか☆マギカ 第4話』感想。
第1話からは想像もつかないほどの引力。
気がつけば無心でストーリーを追っている自分がいます。
虚淵さんの実力は知っていたが、こんなに構成力のある方だっけ?
ちょっと驚きです。
それにしてもキュゥべえの台詞は、いちいち含みがあっておもしろいな。
さやかの前に現れたタイミングも抜け目なかったし。
たしか悪魔は人間を殺すんじゃなくて堕落させる、という話をどこかで聞いたことがあったが、キュゥべえの行為はまさに悪魔そのものじゃないか。
これはいろいろとヤバいんじゃないの?
《余談》
【アニメ】『魔法少女まどか☆マギカ』5話まではジェットコースターの登りだったらしい
へぇ。
ウソかホントかはわからないが、第6話からは、起承転結の『転』になるのかな?
とにかく今後の推移が楽しみですね。
『雷の季節の終わりに』の感想
恒川光太郎さん著作の『雷の季節の終わりに』を読了。
第12回日本ホラー大賞を受賞した『夜市』に負けず劣らずの傑作だった。
むしろ進化していたとさえ思う。
以前に読んだ『夜市』も、たしかに素晴らしかった。
けれど異界などが登場するわりには地味で、良くも悪くも堅実で冒険味がない印象だった。
しかし。
この作品には程よく“けれん”があった。『夜市』に足りなかった躍動感があった。
妖しく、容赦なく、けれど美しく、より幻想的になった不思議の世界が、約400ページの中に展開していた。
おもしろかった。
大事なことなので、もう一度いいます。
すごくおもしろかったです。
日本にありながら日本にはない『穏』という名の隠れ里。
そこを主な舞台に繰り広げられる主人公『賢也』の波乱の叙述――
雷の日に失踪する姉、主人公に憑りつく謎の化鳥『風わいわい』、外の世界と村との境界を守る門番、寄る辺を求めて徘徊する幽霊、主人公の立場を大きく変える殺人事件、そして不死身の怪物との対決――
伏線を丁寧に回収しつつ、くわえて静から動へと切り替わっていく構成は、まさに神がかっていました。
とくに後半の怒涛の展開は一読の価値あり。ページをめくる手が止まりませんでした。
もちろん著者の端正で美しい文体も健在。
誰でも知っている語彙で書かれた文章なのに、よく読んでみると、言葉の選び方や比喩の使い方にプロの技がある。
その無駄な贅肉をいっさい排した筆致は、文章の手本にするにはもってこいだと思う。
もう少し早くに出会っていれば、この人の文体を臨模したってのに……
ほんとに残念だ。
《余談》
【漫画家】こげどんぼ*結婚へ 漫画家は結婚後も継続予定
ご結婚おめでとう!
どうかお幸せに。
昨日の深夜に、めっちゃ雪が降った
なので朝から雪かきに精を出さなければならなかったっス。
ご近所さんが総出で雪かきしている光景は、雪が降る地方ならではの風物詩だろうなあ。
本州に住んでいる方にも、一度は経験してほしいです。
きっと気持ちいい汗がかけると思いますよ(笑)。
『とある魔術の禁書目録Ⅱ 第15話』感想。
アニェーゼと再会する主人公とオルソラ。彼女から諸々の事情を聞く → そして囚われたルチアとアンジェレネを救出 → ところが敵味方をかえりみない砲撃にさらされて大ピンチに → しかし危ないところを天草式に助けられる → ご飯を食べながら作戦会議……
て、なんかおかしくないか?
作戦会議はいいけど、ご飯を食べながらって。
しかも場は妙に和んだ雰囲気だし、なぜかお色気シーンまで入ってたし。
いまさら言うのもなんだが、このアニメ、いつも構成がメチャクチャだ。
シリアスなときはシリアス、コメディのときはコメディと、メリハリをつけてほしいです。
でも五和って子は、存外かわいかったな。
あの子がレギュラーキャラじゃないなんて――吹寄が登場したときも同じことを思ったが――禁書は魅力的な子をまったく生かせてないぜ!
『君に届け 2ND SEASON episode2』感想。
4月。高校二年生になった爽子と風早。
しかし両者の関係は、心機一転どころか、どこかぎこちないまま。
お互いのことを想い合うばかりに、逆に身動きとれなくなっていますね。
くわえて新キャラまで登場して、もう波乱の予感しかしないという。
第三者から見れば、間違いなく相思相愛なのに、どうしてこうなった?
ぶっちゃけ風早くん、詰んでるんじゃないか?
『魔法少女まどか☆マギカ 第3話』感想。
事前情報があったせいだろう、はじめて見た感じがしなかった。
けれど展開はわかりやすいし、どんどんおもしろくなってきた。
たしかにマミの退場は残念だが、「マミさんみたいになりたい」という憧れだけで魔法少女になろうとした主人公の浅慮に、うまくクサビを打ちこんだと思う。
その場のノリと勢いで魔法少女にならない魔法少女モノは稀有だな。
あとキュゥべえの存在感もすさまじい。
回を追うごとにどんどん怪しく見えてくる。
あんな小動物的なキャラクターは初めてじゃないだろうか。
彼(?)の活躍には、今後も注目せざるをえない。
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
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