イヒダリの魔導書
今年の夏アニメも終わりですね
始まる前は「今期の夏は観るアニメがない」と思っていましたが、実際に視聴してみると意外に楽しめたものが多かった気がします。
とくに「アイドルマスター」と「うたの☆プリンスさまっ」は予想外のおもしろさだった。
おかげで今夏も退屈せずに済みました。
アニメは実際に観てみるまで、なにが自分の肌に合うのか、本当にわからないものですね。
秋から始まるアニメも、なんだかんだで楽しめた、みたいになるのだろうか?
そう考えると今からワクワクします。
『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート) 最終話』感想。
シュタインズ・ゲートの選択――この目でしかと見せてもらった。
ハッピーエンド主義者のイヒダリも大満足の素晴らしい終わり方でした。
けっきょくタイムマシーンが存在せず、未来の確定していない世界線が、みんなにとって幸せだということですね。
しかし中鉢博士に刺された主人公が、その刺された傷を手刀で抉るシーンは、規制されていたとはいえ強烈でした。
観ているこっちのほうが痛くなったほどです。
いくら大切な人を守りたいといっても、常人にあんな行動は取れないでしょう。
もう狂気のマッドサイエンティストは自称ではありませんね。
そういえば番組の最後に、『劇場版の製作が決定』と告知されましたが、いったい何をやるんだろう?
べつに熱心なファンではありませんが、期待に胸を膨らませている自分がいます。
で、続報はいつだ?
『青の祓魔師(エクソシスト) 第23話』感想。
作中で『青い夜』と呼ばれている惨劇の発端が、今回もっともらしく描写されていて感心しました。
ひさしぶりに『林原めぐみ』さんの声も聴けたし。
ここまでのストーリーにも、とりたてて不満はありません。
もっとも雪夫の馬鹿さ加減にはガッカリですが。
「対・悪魔薬学の天才」という設定と判断力の有無は関係ないのだろうか?
ともかくこのアニメも、あと1話を残すのみです。
最後はデカい花火を打ち上げてほしいですね。
『アイドルマスター 第8話』感想。
視聴中は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を思いだしました。
ああいう一昔前のノリは大好きです。
あまりにも好きすぎて昨日だけで3回も観てしまいました。
たぶん今夜も観るでしょう(笑)。
ストーリーに関しては中身がないようで、しかし今回のメインである「三浦あずさ」の魅力はしっかりと描写されており、彼女のことが好きになるような話でした。
挿入歌も意外に良曲で、あれは嬉しい誤算だった。
いや本当に今回の話は超おもしろかったです。
もし実現可能なら今回の話だけ、ずっと無料で配信し続けてほしい。
《余談》
「からあげクン」で被災地支援、「仙台味噌味」1個につき10円を寄付。
そういえばテレビで言っていましたが、いま世間では、からあげが流行っているらしいですね。
本当なの?
小野さぁぁぁん!!
上の動画を見てわかるように小野さんは現在、GALNERYUSというメタル系のバンドでボーカルを務めていますが、その一方でPCゲームの主題歌も歌っています。
昔だと『吸血殲鬼ヴェドゴニア』や『月光のカルネヴァーレ』、最近では『装甲悪鬼村正』のオープニングも担当されていました。
その小野正利さんが10月から放送される「HUNTER×HUNTER」の主題歌を担当するという。
ちなみにソースはこちら。
それにしても嬉しいニュースです。
このことを知ったときはマジで興奮しました。
こりゃ来年のアニサマに出演する可能性もあるか?
新・テニスの王子様がアニメ化するらしい
今月のジャンプSQに載っていましたが――
あの『テニスボールとラケットを使った超能力バトル漫画』のアニメ化が決まったらし いですね。
多くの読者に衝撃を与えた、我らが跡部さまの美技――『レントゲン』をどう描写する のか、今から楽しみでなりません。
それにしても、このマンガに登場する高校生たち、みんな老けすぎ。
中には主人公の親父よりも濃い顔つきの男子がいて思わず笑ってしまいました。
とはいえ主役の中学生たちからして、すでに歳相応とは思えない大人びた外見なので、 あれは必然の結果かもしれませんが。
あの萌えとは無縁のオッサンたちを、作者は今後どう処理していくんだろう。
そのへんの采配も個人的には楽しみです。
『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート) 第23話』感想。
おもしろかった、と言うより“見事”だった、と評するべきかな?
虚実が入り混じるネタバレで、そして堪えきれずネットで調べた自分の我慢弱さのせい で、展開はある程度わかっていた。
でも第1話の伏線がここぞとばかりに回収されていく流れは、その展開を知識として知 っていたとはいえ圧倒させられました。
まさかあの中鉢博士が、紅莉栖の父親だったとは……
ぜんぜん似てなかったですね(笑)。
それはともかくストーリーの終盤、未来の主人公と現在の主人公が『Dメール』を通じ てリンクするシーンは、今回の話の中でも特に圧巻だった。
まるで有無を言わさぬ魔術的な引力。
主人公の中二病があんなに頼もしく思えるなんて、第1話を観ていた当時は予想もして いませんでした。
あの演出を考えた原作のシナリオライターは本気で鬼才だと思う。
そしてそんなシュタインズ・ゲートも、いよいよ今週の放送で最終回を迎えます。
あとは座して放送を待つことにしましょう。
『青の祓魔師(エクソシスト) 第22話』感想。
良くも悪くも予定調和のような話。
兄弟の叔父と名乗る老人はやっぱり悪い奴だったし、雪夫は伏線を回収して予定どおり 『悪魔堕ち』した。
シュールで笑えた唯一のところといえば、パラディンから不当に降格させられたとおぼ しきアーサーが、それでも職務に忠実だったところだろうか。
不遇な立場になっても腐らず、あくまでも組織に尽そうとするその献身に、イヒダリは 好感を覚えました。
プライドが高そうな見た目とは裏腹に、だが実際は誰よりも真面目な人なのか?
それとも「悪魔を滅ぼせるなら立場なんて何でもいいや」みたいな考えなのだろうか?
だとしたらそれはそれで危険な人物だと思うのですが。
アーサーのキャラクターがいまいち掴めない。
『アイドルマスター 第7話』感想。
物語そのものは王道だった。斬新な点は特にありません。
しかしアイドルマスターで、ああいう展開を見せられるとは予想しておらず、不覚にも 感動してしまいました。
今回の話は2度3度と繰り返し観たくなるような出来だったと思う。
やっぱりアイドルマスターは侮れないです。
でも今回の話で株をあげたのは、メインの『やよい』ではなく、『伊織』だったような 気がする。
少なくとも今回登場した、やよいの弟は、伊織のファンになったはず。
うん。間違いない。
5日も続いた雨が今日やっと――
報道いわく記録的な豪雨がようやく小康状態になりました。
やったね。
しかし今回の大雨は、本当に激しかったです。
雨はもちろんですが、とくに風がヤバかった。
コンビニで買ったビニール傘が、強風でホウキのように逆立って、ただ邪魔なだけの荷物と化す有様。
当然ながら着ている服もビショ濡れに。
あんなに濡れたのは郵便配達のバイトをしていた高校生以来でした。
いくら台風の影響を受けていたとはいえ、北海道で、まさかあんなに降るとは思わなかったです。
いやはや大変な5日間でした。
北海道がこれだったんだから、本州のほうは、もっと酷かったんだろうなあ。
『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート) 第22話』感想。
主人公が紅莉栖と両想いになった。――以上。感想終わり。
と言うのは冗談です。さすがに手を抜きすぎました。
でも狂気のマッドサイエンティストとその助手が「カレカノ」になったのは本当です。
もっとも主人公と紅莉栖の関係は、最後の『Dメール』を取り消した瞬間に破綻する、泡沫の夢のように儚いものでした。
中盤の主人公と紅莉栖のキスシーンは、その悲恋を見事に演出していたと思う。
あのときの「始まりながらにして終わっていた」みたいな感じが本当に切なかったです。
しかし振り返ってみるとシュタインズ・ゲートって、小難しいSF要素とサスペンスで外連味を利かせた、主人公と紅莉栖の『恋の顛末』を描いた物語ですよね。
だとしたら実に遠大な青春活劇だ。
すっかり騙されました。
『青の祓魔師(エクソシスト) 第21話』感想。
雪夫の目の前に現れた、あの仮面の老人は、本当に兄弟の叔父なのか?
アーサーに命令していたので、エクソシストであるのは確かなようですが、どこからどう見ても胡散くさい。
そもそも雪夫のほうは、本当に叔父(自称)の話に感化され、懐柔されてしまったのか?
イヒダリとしては、相手の真意を探るためのブラフだと信じたいところですが、可能性は薄そうです。
一方で主人公は、持ち前の融通の利かなさに拍車がかかって、ただのチンピラに。
あんなザマじゃ誰も主人公に共感できないと思う。
もう少し思慮深いふうにできなかったのだろうか。
《余談》
アニメ・武装神姫「MOON ANGEL」 第1話
第1話ということは、2話以降もあるのか?
なかなか気になる展開だったので、もし続きがあるなら観たいですね。
魔法科高校の劣等生を読んだ
オンライン小説から文庫になったことで話題の『魔法科高校の劣等生』を読みました。
タイトルの“劣等生”という単語から察して、当初は「落ちこぼれの主人公が努力と根性で優等生たちに下剋上する物語」を予想していましたが、実際に読んでみると「主人公最強モノ」でした。
しかし事前にネットで調べて、このライトノベルがそういう話だっていうのは知っていたので、あまり失望はしませんでしたが。
ただそれよりもイヒダリは、説明文の多さに辟易しました。
たしかに作中の用語を解説してくれるのはありがたいです。
ですがモノには限度というものがある。
そもそも読者は物語が読みたいのであって、作中の設定を網羅したいとは考えていません。
こういう世界観の説明は必要最小限にして、もっと話をスムーズに進めてほしかったです。
とはいえ欠点らしい欠点は、これひとつだけだったと思う。
最強設定の主人公はタイトル詐欺だと思うが、人によって好みの問題もあるし、へタレな主人公が右往左往するよりは爽快です。
それに最初から「レベル99」だとわかっていれば、主人公の強さも劣等生(自称)も気にならなくなる。
少なくとも「右手以外は常人なのに、怪物じみた魔術師たちを相手に無双する、某とある魔術の主人公」に比べたら破綻は少ない。
説明文の量にさえ目をつぶれば、文章も読みやすかった気がします。
総評。
天下無敵の最強主人公が、さまざまな問題を解決するついでに、かわいい妹とイチャイチャするストーリーを読みたい方には、まさしく至高の小説です。
文庫では一章が終わったばかりですが、web版は六章くらいまで掲載されています。
興味のある方は食わず嫌いをせずに読んでみては?
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
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