イヒダリの魔導書
はじめに
『月荊紅蓮‐乱刃‐』は、リリカルマジカル6で刊行されたアリすず同人誌『月荊紅蓮‐始界‐』の三次創作である。原作者は押しも押されもせぬリリカル萌え絵師『さき千鈴』さん、そのひとだ。
『月荊紅蓮‐始界‐』は、偶然にもシルエットカードという魔法の札の封印を解いてしまったアリサとすずかが、海鳴市のあちこちに散らばったシルエットカードを集める決意をし、ミッドチルダ式ともベルカ式とも違う体系の魔法を操る、まったく新しい魔法少女になる顛末を描いた前夜譚である。
イヒダリの書いた『月荊紅蓮‐乱刃‐』は、この『月荊紅蓮‐始界‐』の数週間後を意識したオリジナルの外伝です。事前に『さき千鈴』さんや、原案協力者である『のうちらす』さんに設定の一部を教えてもらい、それを下敷きに執筆しております。原作の根底に関わるようなネタバレは極力含まないようにしました。
ちなみに『月荊紅蓮‐乱刃‐』は、『月荊紅蓮‐始界‐』と同じ世界観を共有していますが、厳密には何の繋がりもありません。物語を読み進めていくうちに、原作の設定との齟齬がいくつか見つかると思いますが、これは原作の設定を踏襲しきれなかったイヒダリの力不足が原因です。はじめに深くお詫び申し上げます。
この『月荊紅蓮』という作品を楽しむうえで一番大切なのは、その物語の主役が『月村すずか』であるということです。魔法少女ものですし、魔法を行使してたくさん戦ったりしますが、決して『バーニングアリサ』のような『アリサ・バニングス』が主役の作品ではありません。あくまで主役は『月村すずか』。それを頭に叩きこんでおいてください。
いろいろ小難しい前振りをしてしまいましたが、この『月荊紅蓮』という世界観を純粋に楽しんでいただければ、イヒダリもでしゃばった甲斐があるというものです(苦笑)
ではでは、そろそろ『月荊紅蓮‐乱刃‐』の幕を開こうと思います。
月荊紅蓮‐乱刃‐ プロローグへ
この記事にコメントする
この記事へのトラックバック
- この記事にトラックバックする
カレンダー
Web拍手
プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
もちろん無断転載は厳禁。
《連絡先》
aki_ihidari☆yahoo.co.jp
なにかあれば上記まで。
☆を@にしてお願いします。