イヒダリの魔導書
月荊紅蓮‐時遡‐ あとがき
今月の1日に完結した中編SS『月荊紅蓮‐時遡‐』のあとがきです。
いつもなら「あとがきなんて面倒くさい」と思うのですが、今回は珍しく書きたいことがあった(鬱憤が溜まっていた)ので、いつもより積極的にあとがきを書いてみました。
愚痴っぽいところもありますが、気が向いたら読んでやってください。
長かった。
険しかった。
6月の連載開始から12月の連載終了まで、本当に長く険しい道のりだったと思います。
プロットの段階では9月に終わる予定だったのに……
それがどうしてこうなった?
二次創作を書きはじめて3年目になりますが、いつになったら計画どおりに執筆できるのか。
成長の兆しが見られなくて軽く発狂しそうです。
とりわけイヒダリ自身の国語力の低さには愕然としました。
あとから読み直すと意味不明な日本語ばかりが並んでいるじゃないですか。
これに誤字脱字も加わるんだから、もう文章をブログに載せること自体、一種の自傷行為に思えてならない。
イヒダリに自分を痛めつける趣味はないんですが……
やっぱり推敲は大事だなって思う。
しかし国語力の基礎がなってないイヒダリが推敲しても、そもそも文章の誤りにさえ気づかないんじゃないだろうか?
……正しい日本語って、どこで勉強すればいいの?
教えて偉い人!!
言ってもしょうがない愚痴は、気持ちが暗くなるのでやめます。
モンゴルのことわざに「いつも頭においておけば成就する。ゆっくり進んでいけば到達する」という言葉があります。
そうです。
焦ってもしょうがない。
自分の未熟さがわかっているのなら、それを克服できるように、さらなる努力を重ねていくしかない。
文章力は長い時間をかけて鍛えていくものなのですから。
なんか話が脱線していますね。そろそろ進路を修正します。
今回の話のテーマは『時間の逆行』です。
サブタイトルである『時遡』も、時間を遡る、という意味から考えてつけました。
さして珍しくない設定と展開ですが、一応、自分なりに昇華して書いたつもりです。
なので誰か一人にでも「おもしろかったよ」と思っていただければ幸いです。
あと作中に登場する【時】の容姿がクロノに似ているのは、『時』のギリシャ語が『クロノ』だから、こいつの容姿をクロノにしようと考えたわけではありません。
ただの偶然です。
本当に。悔しいくらいに。単なる偶然でした。
こういう仕込みを狙ってやることができれば成長したと言えるんですけどね。
あと【時】を消失させた理由は、言わずもがな、彼の能力がチートすぎるからです。
まあ【加速】と【停滞】の能力も充分に凄いですが、それでも【時】の能力に比べればかわいいものです。
だって時間を止められたら勝負にならないでしょう?
というわけで【時】には退場してもらいました。
もちろん彼が復活できるかどうかは、すずかとアリサの今後の活躍次第です。
他者の作品ながら愛着のあるシリーズなので、また執筆の機会があれば書いてみたいものです。
最後に。
この三次創作の元ネタである二次創作『月荊紅蓮』の原作者『さき千鈴』さん。
執筆にあたり月荊紅蓮の細かい設定を丁寧に教えてくれた『のうちらす』さん。
お二人には慎んでお礼とお詫びを。
そしてこのSSを読んでくれた、すべての方々に無限の感謝を。
ありがとうございました。
2010年12月5日。
灼眼のシャナ OP2 KOTOKO『Being』を聴きながら。
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
もちろん無断転載は厳禁。
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