イヒダリの魔導書
カスタムレイド4がやりてえぇぇ――――!
なんて心の叫びは、とりあえず置いといて。
Silent☆Seasonに掲載されている長編SS「リリカルなのは Another Story」を読みました。
著者はサークル「静風堂」のシナリオ担当(らしい?)imaさんです。
物語の内容は、謎のロストロギアの力で無印の世界に跳ばされた「高町ヴィヴィオ」が、二年後に大怪我を負ってしまう「高町なのは」の運命を変えるため、過去の世界で奔走(一喜一憂)するという感じのストーリーです。
端的に言ってしまえば、なのは一期の再構成です。
この物語の見どころは、ヴィヴィオの「心の葛藤」です。
過去を変えることで未来も変わってしまうかもしれない。それがはたして善いことなのか悪いことなのか。だからヴィヴィオは作中でさんざん苦悩します。自問自答します。
はっきり言って子供には重すぎる荷物です。
でも自分なりの答えを見いだしたヴィヴィオは逃げません。
なのはの伝統である「歳のわりに
その健気な姿勢が胸を打ちます。まさか感動するとは思わなかったのでビックリでした。
ただ基本的に、なのは一期のストーリーをなぞっているだけなので、いくらか物足りなさはあります。オリジナルの展開や敵キャラを、もっと登場させればよかったのに。
まあ、そのへんは見解の相違でしかないので、適当に聞き流しておいてください。
あと作中に登場するヴィヴィオのデバイスは「セイクリッド・ハート」ではありません。
話自体が「なのはViVid」の連載前に書かれているので当然ですが。
なのでヴィヴィオの設定などは、あまり気にしないほうがいいです。
はじめは違和感があるかもしれませんが、気がついたときには慣れているはずなので。
なにげに続編も公開されているので、興味のある方は読んでみてください。
ヴィヴィオのがんばる姿をモニターの前でニヤニヤしながら観賞しましょう。(笑)
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
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