イヒダリの魔導書
木山先生は最高のヒロインだった(てか主人公だった)
いまさらですが。
『とある科学の超電磁砲』の最終回を視聴しました。
評判どおり(評判なんてあったかな?)、けっこう感動的な終わり方でしたね。
飛行船に搭載された大画面に子供たちが登場して、「木山先生――お誕生日おめでとう」と斉唱するシーンは卑怯だと思いました。あれはわかっていても涙腺が弛みます。
あと最後の戦いで、佐天涙子に活躍の場を与えたのは、すばらしい構成だったと思う。
レベル0の人間にも友達を守ることができる、それを鮮烈に強烈に見せてくれたシーンでした。一瞬でも「なんで一般人がついてくるんだよ」と思ったことを許してください。
ただ――
この作品の世界観が「力の強いやつが正義」みたいな感じだったのが残念でした。
主人公の御坂美琴なんて、いろんなところで犯罪じみた(自動販売機を蹴飛ばしたり、一般人に電撃を浴びせたり)ことばかり起こしてるのに、なんのお咎めもないし。
まわりのマンセーも観ていて辛かったな。とりわけ白井黒子の妄信ぶりにはゾッとしました。
ことあるごとに「お姉さまは間違っていません」とか「わたしは、お姉さまを信じています」とか言ってばかりで辟易しました。まるで妖しい宗教の教祖を崇める信者のようだった。
登場する敵キャラも小物(木山先生は除く)ばっかりだったので、どんなにピンチでも「どうせなんとかなるんでしょ?」みたいな安心感があって、それも残念だったなあ。
とくにラスボスとして登場した「テレスティーナ」は酷かったです。
なんなのあれ? ただのチンピラじゃん。(苦笑)
完全に役者不足でしたね。
まあ、なんの前触れもなく「鎧化《アムド》(笑)」して出てきたときは笑ったけど。
なんだかんだ言いましたが――
敵の弱さと味方のマンセーさえなければ……そう思わずにはいられないアニメでした。
まあ、この傾向は『魔法少女リリカルなのは』にもあるんですが。とくに二期以降は。
個人的に「なのはForce」のラスボスは、なのはたちが総出でかかっても敵わない、そんな強敵の登場を期待しています。そうじゃないと戦闘がぜんぜん盛りあがらないし。
頼むぜ、都築さん!
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
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