イヒダリの魔導書
てにおはっ! ~女の子だってホントはえっちだよ?~ 感想
タイトルのとおりです。『てにおはっ!』というゲームをプレイしました。
これは今年の7月27日『rootnuko+H』から発売されたPCゲームです。
購入の動機は、ずばりエロです。
シナリオの出来うんぬんは度外視して、とにかくエッチなゲームが欲しかった。
で、その希望は見事に叶えられました。
攻略対象のヒロイン3人は3人ともエロく、主人公は抜きゲーには欠かせない絶倫野郎。
若さ、という理由になっていない理由を楯に毎回連発してくれます。
くわえてシチュエーションも豊富で、なんとヒロイン3人はアヘ顔も完備。
メーカー側の売り文句(?)「HCG90%オーバー」は伊達じゃなかったです。
期待以上の満足が得られました。
【悪かった点】
欠点という欠点はなかったです。
ただひとつ言わせてもらうなら、着衣エッチが多くて、全裸エッチが少なかったことかな。
イヒダリは着衣派ではなく全裸派なので。
【良かった点】
とにかくエロいこと。
とくにCGの出来は素晴らしいです。思わず感動しました。
そうだよ。エロゲーのCGはあれくらい肉感的じゃないと。
あとはキャラデザがイヒダリの好みだった。
【総評】
とにかく「エッチなゲームがやりたい」って人にオススメです。
絵に不満がなければ絵買いしても大丈夫でしょう。
絵買いしたイヒダリが言うんだから一理あります。……たぶん。
Sugar+Spice 感想
棚の奥に仕舞われていた積みゲーを消化。
2007年9月28日に「chuable soft」が発売したPCゲーム「Sugar+Spice」です。
もう5年も前のゲームなので、windows7で起動するか不安だったのですが、なんの問題もなく起動しました。
それがちょっと意外だった(笑)。
あと5年の月日を感じさせるのは原画ですね。
さすがに今やると若干の古臭さを感じました。とくに立ち絵に。
しばらくプレイしていると慣れてきますけど。
物語の期間は1年。300以上のエピソードを自由に選択して進めていきます。
攻略に関しては、2週目以降から各ヒロインの好感度を引き継いだ状態でスタートできるので、比較的簡単です。
さらにシーンスキップも活用すればサクサクとプレイできます。
でも既読・全読スキップの「ON / OFF」が実装されていなかったのはどうしてなんだろう?
それがあればシステム面は完璧だったのに。
続いてストーリーに関しては、イヒダリの中では、はっきりと明暗が分かれています。
【悪かった点】
各ヒロイン(深山 藍衣を除く)の個別ルート。
【良かった点】
共通ルートのエピソード。
端的な言い方で申しわけありません。
でも本当にそんな感じだった。
もしこれからプレイする予定の人がいるなら、くれぐれも個別ルートの話にはご注意ください。
とくにメインヒロインとおぼしき「春瀬 歌」のエピソードには。
彼女のルートは、キャラの言動も境遇も、すごく理不尽です。本当に。
ましろ色シンフォニー(PCゲーム版)の感想
このゲームは2009年の10月に『ぱれっと』から発売されたPCゲームです。
今年の6月にはPSP版の発売。そして今月からはアニメの放送も始まりました。
ちなみにアニメのほうは、イヒダリも視聴しています。
視聴前は不安でしたが、いまでは楽しめています。
このゲームもプレイする前はそうでした。
当初は「テンプレの寄せ集めか」と侮っていました。
ですが実際にプレイしてみると、テンプレ展開なんて気にならない。
主人公はへタレじゃないし、各ヒロインと恋人同士になるまでの過程も丁寧に描写されていたし、くわえて感動的なシーンもある――と、すごく楽しませてくれました。
とくにイヒダリは、各ヒロイン(主人公を含む)の価値観が恋愛を通じて「変わっていく」ところが、おもしろかったです。
まずメインヒロインの「瀬名 愛理」は――
離婚して女手ひとつで娘を育てる羽目になった母親の、休む暇もなく仕事に明け暮れる姿を見てきた影響から、いつしか『安定した日常』に固執するようになっていた。
学園の統合に反対だったのは、良い意味でも悪い意味でも安定していた日常が、その件で壊れると思ったから。
彼女は変化を極端に嫌う人間だった。
主人公の義妹の「瓜生 桜乃」は――
幼いころから、自分の中にある主人公に対する恋心、を自覚していた。
でも『兄と妹』という立場の崩壊を恐れて、ずっと自分の気持ちには固く蓋をしていた。
彼女は一歩を踏み出す勇気が持てない人間だった。
野良メイドの「アンジェ」は――
メイドであることが唯一無二の絶対的なアイデンティティーだった。
常に理想のメイドになるべく腐心し、仕事がなくなれば自作自演してまでも、メイドである自分を誇示しようとする。
それがメイドらしからぬ所作だとは気づかずに。また気づこうとはせずに。
彼女は歪んだ信念の持ち主だった。
そして1学年上の先輩「天羽 みう」は――
子供のころに飼っていたペットの死がトラウマとなり、自分に懐く動物がいても家で飼おうとはしなくなった。
でも動物が好きなのは変わらなかったので、学園では「ぬこ部」という部活を作り、怪我をした野生動物の手当てなどをしていた。
保護した動物に愛着を持たないよう注意しながら。
彼女は失ったときのことばかりを考えて、愛することができなくなった人間だった。
以上のように4人のヒロインが、独自の固定観念を持っています。
そしてそれらが徐々に変わっていく様子は、このゲームの醍醐味と言ってもいいでしょう。
アニメでは4人のヒロインのうち誰に焦点が当たるのか、今はまだ判然としていませんし、なにをどう楽しめばいいのかわからない方もいるでしょう。
でもイヒダリの感想が、ましろ色シンフォニーを楽しむ一助になれば、とても嬉しく思います。
そういえば肝心なことを書くのを忘れていました。
イヒダリがいちばん好きな話は『アンジェ』のストーリーです。
彼女のルートは、テンプレの塊と言われているこのゲームの中でも、独特だったと思う。
その次に好きなのが、みうのストーリーかな?
とにかくエンディングの演出が反則でした。あんなの泣くなっていうほうが無理だろ。
ずっとジンコウガクエンしかプレイしていないぜ
はじめてから1ヶ月も経っているのに、いまだに起動してしまう恐ろしいゲーム。
最近は版権キャラを作るのがマイブームです。
あまり似ていませんが『涼宮ハルヒ』とか『アル・アジフ』などを作りました。
有名な女性キャラクターたちが、見知らぬ野獣(男性キャラ)どもの毒牙にかかるところは、隠されたNTRの血を滾らせます。
しかもジンコウガクエンでは、キャラクターの性格に『心の闇』という属性をつけると、あの『Nice boat』を再現可能。
なんちゃって『School Days』が楽しめます。
ちなみにイヒダリが作った『西園寺 世界』と『桂 言葉』はこんな感じ。
《西園寺 世界》
《桂 言葉》
どうですか?
よく見なくても似ていませんが、なんとなくそれっぽいですよね。
ちなみに2人を口説いている男性キャラは『伊藤 誠』です。
言わなくてもおわかりでしょうが(笑)
Memories Off ~それから~『雅ルート』をプレイしました
これは2004年6月24日に株式会社KIDより発売された恋愛アドベンシャーゲームです。
と言ってもイヒダリが持っているのは『Memories Off ~それから~』ではありません。
2007年に発売された『Memories Off History』のほう。
1作目から5作目および4作のファンディスクを集めたwindows版です。
じつは昔に一度プレイしたことがあるのですが、ネットで偶然「メモオフの歴史(みたいな名前)」をまとめた動画を見かけて、それで当時の記憶が蘇って再プレイしたくなった。
とくに『Memories Off ~それから~』の『雅ルート』を。
このキャラのおかげでイヒダリは、『想い出にかわる君 ~Memories Off~』のショックから立ち直ることができたので、なおさら思い入れは深かったと思う。
このキャラのエンディングは本当によかった。
同シリーズの2作目とリンクしていたのもファンとしては嬉しかったですね。
そういえば水樹奈々さんの名前を知ったのも、このシリーズの2作目をプレイしてからだった。
と、これ以上は余談ですね。脱線しないうちに論旨を戻します。
【Memories Off ~それから~(雅ルートのみ)概要】
卒業を間近に控えた冬――
恋人(陵 いのり)から一方的に別れを告げられ、そうなった理由も原因も不明のまま失恋する主人公。
しばらくは義妹(鷺沢 縁)を心配させまいとして無理やり学園に通う日々が続く。
が、ひょんなことからクラスメート『藤原 雅』の“恋人役”を演じる羽目になる。
彼女は同じクラスの生徒だが、つい最近まで、ろくに話をしたことがない相手。しかも無愛想。
そのため最初は戸惑うことが多かった。
でも同じ時間を共有するうちに、お互いの内面が見えてきて、ふたりは次第に惹かれ合っていく。
主人公は“恋人ごっこ”という偽物の関係を本物にしたくなる。
けれど主人公の心の中には、いまだに元カノの存在があり。
一方の雅も家庭の事情でのっぴきならない立場にいた。
そして偽物の関係は最悪の形で終わりを迎えてしまう……
【悪かった点】
1.雅の心理描写が曖昧。
告白してきた主人公をフッたときの彼女の態度が豹変しすぎだった。
それまでは主人公のために朝食を作ってやるほどにデレていたのに。
けれど後日には一転して「やっぱり私はあなたが好き」とか言いだす始末。
これでは単なる調子の良い女にしか思えない。
雅は自分にも他人にも厳しいキャラなんじゃないの?
しかし彼女の行動は、三角関係(主人公・いのり・雅)を描写するために必要なものだったし、あの至高のエンディング(卒業式で愛を叫ぶ)を迎えるためにも欠かせないものだったので、しかたないとは思うが。
【良かった点】
1.主人公とヒロイン(雅)の仲が良くなっていく過程。
学校の屋上で一緒にお弁当を食べたり、なぎなた部の演武に協力したり、門限に遅れそうな彼女を助けたりなど――
お互いを好きになるのに、ちゃんと説得力があった。
少なくともイヒダリは納得できました。
しかし文字だけで説明すると、案外たいしたことないような……
き、気のせいですよね。
2.雅の内面を魅力的に描写していたこと。
一面だけ見るとクールでシニカル。とっつきにくい印象を受ける。
しかし実際の彼女は真面目なだけ。優しいところもあるし、厳しいが面倒見もいい。
そのツンとデレのギャップに“文化”を感じた(笑)。
とくにゲームセンターで恋占いをしたときの反応が初々しかった。
あんなふうに楽しんでくれたら、主人公じゃなくても惚れるだろう。
それくらい微笑ましかったです。
シナリオライターは“男心”をよく理解していると思う。うん。
――というわけで感想は以上です。
作品全体で見ると、当然ながら、多少の粗はあります。
でもヒロイン単体で見れば、それほど欠点がない良作です。
イヒダリは雅ルートを推していますが、もちろん他のルートも充分に楽しめます。
興味のある方はプレイしてみてはいかがでしょうか?
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
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