イヒダリの魔導書
プリンセスラバーを視聴。
7月から始まった、プリンセスラバーを観ています。
タユタマがそうだったようにエロゲーが原作なので、アニメの製作者には軽んじられて改悪されるのかなぁ、とばかり思っていましたがどうやら杞憂だったらしい。
まだ二話しか放送されていないので早計かもしれませんが、なかなかおもしろくなりそうな予感がします。声優に『子安さん』と『若本さん」がいるところも大きい。
そして登場キャラクターも魅力的。
とくにメイドの藤倉優が可愛い。なんか知らないうちに癒されます。
サブキャラでは、マリア=ファン・ホッセン(ヒロインの一人であるシルヴィアの妹)に萌えてしまいます。イヒダリにロリ属性はなかったはずなのに……おそろしい幼女だ!
ぶっちゃけ、鋼の錬金術師よりも楽しみにしています。早く第三話を観たいぜ。
あとプリンセスラバーは関係ありませんが、最後にひとつ……。
これはマジなのか?
「しかるべく……」
金曜の、ドラマ24枠にて、怨み屋本舗 REBOOTが始まりましたね。
この作品はすごいおもしろいので、放送をずっと心待ちにしていました。
この作品のすさまじいところは、依頼人から怨み買った標的は例外なく人間のクズだという点です。どいつもこいつも救いようがない極悪非道な連中ばかりなので、生き地獄のような目に遭ったり死んだりしても良心が痛まないという、ある意味とても清々しい内容になっています。
人間の内面をここまで醜く描いた物語は、そうそう見当たらないでしょう。
あと単純な勧善懲悪ではなく、なにか想像を絶する海千山千の存在が、狡猾で奸計に富んだ悪者を圧倒的な邪悪さで踏み潰すというストーリーも圧巻です。
こんな異質な物語を考えた原作者はマジ天才です。
――と、ここで話を変えます。
PEACEKEEPERで連載中の長編SS『 LIGHTNING STRIKERS 』について言及します。
このSSは、PEACEKEEPERの管理人である緑平和さんが書く長編SSの第二弾です。
現在、BREAK 02(起承転結でいうところの『承』の部分?)まで更新されています。
まだ完結していないのでなんとも言えませんが、ここまでの印象は素直におもしろいです。とくにストーリーの構成がうまく、『読む』のではなく『読まされて』しまいます。
設定も、読者を唸らせる閃きが随所にみられます。
でもネタバレになるため、ここでは言えないのが残念です。うおぉぉぉ……。
ただし文章は読む人を選びます。
なぜか?
それは物語の雰囲気が暗すぎるからです。重すぎるからです。痛すぎるからです。
原作のキャラたちが容赦なく徹底的に傷ついていきます。
生々しい暴力描写があり、流血沙汰もあたりまえのように実装されています。
イヒダリの主観では、シリアスというよりはデスペレートって感じ。
原作の雰囲気を期待して読むと手痛いしっぺがえしを食らうでしょう。
まあ逆に言えば、欠点らしい欠点はそれくらいです。
それに緑平和さんは『星を砕く者』を完結させた実績があるので、途中でフェードアウトするような懸念はまったくしなくていいですし。安心してみていられます。
しかし緑平和さんの文章を読んでいると、つねづね思うことがあります。
それは――あんた本当に『魔法少女リリカルてぃあな』とか『魔法執事リリカルグリフィス』とか書いている人と同一人物なのか? ということです。
気になる人はぜひ、その目で確かめてみてください。
呆気にとられますよ。(笑)
いろいろと過酷
夏はパソコンにとって過酷な季節です。
空気の循環が充分でなければ、すぐにハードディスクがぶっ壊れます。
なので扇風機は必須アイテムです。ガンガン風を当てます。
くわえてイヒダリの部屋は埃っぽいので、電源のファンなどの掃除は欠かせません。
とはいえ、パソコンの掃除の正しいやり方って知らないんだよなぁ……。
いきなりですが『 Sword of A's 』の話をします。
これはNEUTRAL -ニュートラル- の我流さんが連載している、Fate/stay nightとリリカルなのはA'sのクロスオーバーSSです。
今ではめずらしくない組み合わせですが、連載開始当時は少なかったはずです。
最近、十三話目が更新されたのでさっそく読んだのですが、やっぱりおもしれぇです。
とくに衛宮士郎の特徴を過不足なく捉えているところがすばらしい。
士郎が抱える善悪のジレンマ、他人とは決して交わることがない主義と主張、にもかかわらず他人の領域に踏みこもうとする意志と執着。そして自己犠牲の精神……
それらが本当によく描写されているんです。
ちまたに溢れるSIROUではありません。
原作にかぎりなく近い等身大の“衛宮士郎”がリリカルなのはの世界にいるんです。
それだけでもう楽しくて仕方ありません。いつもワクワクしながら読んでいます。
――がしかし、クロスオーバー作家の宿命か、ここ二年くらいは更新がゲキ遅。
三ヶ月に一話が更新されれば御の字という遅筆ぶりを露呈しております。
でも更新が一年以上途絶えたことはなく、とりあえず完結する気配はありますので、安心して待っていられます。そして更新された話は、いつも期待を裏切らないデキですし。
むしろ残念なのは、更新速度ではなく誤字脱字の多さですね。
「きちんと推敲しているのか?」とツッコミたくなるほど多くあります。
一つ二つならご愛嬌ですが、四つ五つとなると論外です。
次回の更新では、それが少しでも改善されていることを期待しています。
てなわけで、今日はここまで。
今度はケインさんの中編SS『アリシア』の話がしたいな。
もっとも、これはアリシアを読了していると仮定してこその皮算用ですが。
今月の更新予定について
ヒロインは『ヤンデレ』……なのかしら?
「なら僕は、雪乃さんが帰れなくなって、〝魔女〟になってしまわないように――家までの道しるべを落とすよ。ヘンゼルのように」(断章のグリムⅡ ヘンゼルとグレーテルより引用)。
最近、甲田学人さんのライトノベル『断章のグリム』を読みました。
とはいっても、まだ一巻と二巻しか読んでいませんが。
実はイヒダリ、怖い話は大の苦手です。だから断章のグリムはずっと読むのを倦厭しておりました。なのになぜか手を出してしまった……〈悪夢の泡〉のせいかな?
ストーリーは、普通におもしろかったです。
……いや。かなりおもしろく、どんどん引きこまれ、そして怖かったです。
恐怖で頭の中が飽和状態になりました。BGMに橋本みゆきさんの曲を流しまくってたのに、ぜんぜん効果がありませんでした。肌がずっ~と、うすら寒かったです。
そのときは怖くて泣きそうだったんですが、嵐が過ぎ去った今となっては貴重な体験でした。なにせ『恐ろしい』という感覚をひさしぶりに思い出しましたから。
「実体験に勝る知識なし」と、今週の『鋼の錬金術師』でイズミさんも言ってましたし。
この体験がイヒダリの筆力と描写力を成長させてくれるといいなぁ。
そういえば“橋本みゆき”さんの名前で思い出しました。Ricottaから発売したPCゲーム『プリンセスラバー』がアニメ化するみたいですね。
意表を衝かれた、あるいは寝耳に水。どちらにしても驚きました。
プリンセスラバーってアニメ化するほど人気があったんだ……みたいな感じで。
あ、ちなみに非難じゃないですよ。ただ純粋に驚いただけで。
でも、アニメ化するくらいおもしろいんだったら、今度イヒダリも原作をやってみようかな? しかし問題は、どうやってプレイ時間を捻出するか、ですが。
だって来週は『夢幻廻廊2~螺旋~』が、
そして7月には『きっと、澄みわたる朝色よりも、』が発売予定なんだよぉ~。
時間に余裕がないよぉ~~。
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
もちろん無断転載は厳禁。
《連絡先》
aki_ihidari☆yahoo.co.jp
なにかあれば上記まで。
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