イヒダリの魔導書
一度でいいから夏コミに行ってみたい
今年いちばんの暑い夏――夏コミがはじまりましたね。
でもイヒダリは行けない……
かわりに地元で、中学校時代の仲間たちと同窓会さ。
みんな結婚してたり鬱になったり犯罪者予備軍になったりしてるんだろうなぁ。
中学時代から変わってないのは、たぶんイヒダリくらいなんじゃないかと。
そう考えると、出会い頭の挨拶は「変わってねぇな~」みたいになると思われる。
ビミョ~。
さて。待ってくれた人がいるかどうかはわかりませんが……
来週の土曜日(22日)から、いよいよ『二ヶ月計画(笑)』の第一段を始動します。
第一段は「リリカルなのはStrikerS、とらいあんぐるハート3、夏目友人帳」のクロスオーバーSSです。
タイトルは「久遠(くおん)の秘録(ひろく)」。ぶっちゃけ久遠が出てきます。
主役は夏目貴志(夏目友人帳の主人公)です。
はじめはヴィヴィオを話の中心に据えるつもりだったのに、なぜか夏目がでしゃばってしまいました。……まあ、こういうこともあるよね?
あいかわらず執筆作業は混沌を呈しておりますが、夏目たちを動かすのは楽しいので苦になりません。できるだけがんばるので、ちょっとだけ期待して待っていてください。
最後に。
僭越ながらリンクを二件、ひそかに追加させてもらいました。
緑平和さんのSS系サイト「 PEACEKEEPER 」
鳴滝しんさんのCG系サイト「 K-Drive 」
以上の二件です。
お二人とも夏コミに参加しています。
みんなで応援しましょう。
夏コミの季節
永遠のラングリッサー
ラングリッサーとは、メサイアという会社で発売されたシュミレーションRPGです。
系譜で例えると、グローランサーの祖先みたいなものですかね。(わかりづらいか)
イヒダリがラングリッサーと出会ったのは高校生くらいのときです。
ぶっちゃけ「絵買い」でした。でも原画家の名前を聞けば納得する人は多いでしょう。
なんとあの「うるし原 智志」大先生ですよ! 女性の裸体を描くことに凄まじい情熱を見せる、あのカリスマ絵師さまですよ! エロい絵を描かせたら右に出る者はいない英雄ですよ!
そうりゃあもう当時はハマリました。徹底的に完全無欠にハマリました。
とくにラングリッサーⅢは夢に出てくるほどやりました。(とは言っても、ラングリッサーシリーズは、ⅢとⅣとⅤしか持っていませんが)
ときには学校をサボり、家にひきこもってずっとやり続けてましたね。(苦笑)
ラングⅢ(ここはあえて敬称を略させてもらう)は、とにかくゲーム内に出てくるヒロインたちが魅力的。しかも彼女たちの戦装束がエロゲーにも劣らない露出ぶり。その破天荒たるや、青春時代のイヒダリの論理観を根底からくつがえすものでした。
だって敵の攻撃を防ぐつもりがまったくないかのような服装なんですよ?
もうまんま18禁ゲームのノリじゃないですか。これで興奮しない男はいませんよ。
ラングⅢのヒロインでいちばんのお気に入りは、まあぶっちぎりで「ルナ」です。
知ってますか? 冷徹な参謀役の女性が頬を赤くして照れたときの可愛さを! 絶頂を! そして狂喜を! 指定された勝利条件を満たしたときにルナから言われる「見事な采配でした」の一言を! その瞬間の興奮といったらもう「よっしゃぁぁぁぁッ!」です。
しかも彼女、設定では15歳なんだぜ。これなんて萌えキャラですか?
まさに永遠のヒロインです。ルナを超えるヒロインはそうそういないでしょう。
ですが、そんな彼女に対抗できるヒロインが一人だけいました。
ラングリッサーⅤに登場するヒロインの一人「ラムダ」です。しかし……
ラムダは途中から記憶が戻ってマリアンデールになってしまいます。あの無感情で無表情だけど、次第次第に人間味を増していく過程がよかったのに。ああ、マジでもったいない。
ちなみにラムダの推定年齢は25歳らしい。なんと四期の「高町なのは」と同い年です。だがそうは見えない霊妙なる美貌は、文字どおり性・犯・罪・的でした!(意味不明)
しかしラングリッサーの魅力は、女性キャラたちだけではありません。
作中に出てくる男性キャラも素晴らしいんです。
とくに悪者たちは良い味をだしています。
闇の貴公子ボーゼルやギザロフなんかは最高の敵キャラです。
こいつらがリリカルなのはの世界で活躍するところを想像するだけでイッちまいそうになります。これはもうクロスオーバーさせるしかないか?
なにせラングⅤに出てくる「素体」という設定が、リリカルなのはの「Fプロジェクト」に似ているし。だから主人公をフェイトかエリオに据えて考えてみると……なんだかいけそうな気がします。あと作中に出てくるロストロギアは「アルハザード」が妥当かな。
なんか凄まじい物語になりそうです。まあ夢想するだけならタダだし、いいよね?
ていうか、なんでいきなりラングリッサーの話なんて始めたんだろう……謎だ。
なに? 「WHITE ALBUM 2」ですと!
なんとアクアプラスが電撃PSにて、まさかの「WHITE ALBUM 2」の制作を発表。
しかもキャラデザ&原画が「なかむらたけし」で、シナリオは「丸戸忠明with企画屋」だという。……すげぇぜ。名作の気配しかしない。パソゲーでも、ぜひ出してほしい。
ところで。
プリンセスラバー(ゲームの方)をプレイしました。
もちろん動機はアニメを観たから。原作もおもしろいのかなぁ、と思って。
CGは圧倒的に綺麗。「こもりけい」さんの名を世界に知らしめたって感じです。
ですが、シャルロットとシルヴィアは巨乳だったせいか、なんか体格が立派に見えた。
OPとEDの曲は「橋本みゆき」さん。どちらも名曲です。とくにOPの「プリンセスラバー」は何度聞いても飽きない。アップテンポで非常に盛りあがります。
あと歌っている人は違いますが、感動的(?)な場面で流れる挿入歌も良い曲です。
そんなわけで音楽面もかなり充実しています。これは嬉しい誤算でした。
さて。
ここから先はシナリオの感想を述べていくつもりです。
ネタバレ有り。しかも感情的に書いてしまったので、けっこうボロクソ言ってます。
なので人によっては、ご不快な思いをされるかもしれません。
この先を覗きたい方は自己責任でおねがいします。(ぺこり)
たまたま書店で見かけたんですが。
コーチャンフォーのライトノベルのコーナーで『境界線上のホライゾンⅡ<下>』をたまたま見かけました。そして「えッ!」とおもわず手に取って検分してしまいました。
いや、ビックリですよ。だってページ数が1000を超えてるんですもん。
まるで辞書です。ていうかライトノベルというカテゴリーから逸脱した読みものです。
こんな分厚い小説、作者の川上稔さんの固定ファンしか買わないでしょう。
どうして電撃文庫は、こんなかさばる小説を世に出したんだろう?
ここから話は変わってSSの感想を書きたいと思います。
Fearless hawkのケインさんが執筆された中編SS『アリシア』を読了しました。
主役はクロノとフェイト。いわゆるクロフェイですね。
まずはじめに『アリシア』を読んで思ったことは、そのテーマの難しさです。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、いまのイヒダリが三回生まれ変わっても書くことができない、繊細で複雑で神経が擦り減りそうな物語です。
これはプロの作家さんが書いても難しいんじゃないだろうか。
それだけ難解なテーマを掲げていらっしゃいます。まだまだ学ぶところが多いクロノと、まだまだ年端もいかないフェイトが直面するには、本当に過酷でデリケートな話です。
でもきちんと完結させているところに、ケインさんの根性と筆力を感じます。
それにケインさんは描写力――頭の中に思い描いた情景を文章にして書き出す能力――が卓抜しているので、とてもスムーズに世界観の映像を喚起することができます。
イヒダリは情景描写が苦手……というより書くのが面倒になってしまうため、ケインさんの細やかな描写は見習いたいです。キャラの心理描写も丁寧で嫉妬してしまいます。
にもかかわらず、『アリシア』を読んで多く感じたのは賞賛よりも隔意でした。
その理由をひとつひとつ挙げていくと感想ではなく批評になるので自重します。
……ただ。
三話あたりからフェイトの気持ちを絶望させ、家出させたり口喧嘩させたり自殺(これはやりすぎだが)しようとさせたりすれば、もっと過激でシリアスな展開になったのに。
シンデレラ曲線に起伏がなかった。それがちょっと残念だったところです。
だから、せっかくの叙情的なエンディングも印象が薄かったです。う~~ん。
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プロフィール
イヒダリ彰人(あきひと)。
北海道に棲息する素人もの書き。
逃げ足はメタルスライムよりも速い。
でも執筆速度はカメのように遅い。
筆力が上がる魔法があればいいと常々思ってる。
目標は『見える、聞こえる、触れられる』小説を描くこと。
《尊敬する作家》
吉田直さん、久美沙織さん、冲方丁さん、渡瀬草一郎さん
《なのは属性》
知らないうちに『アリすず』に染まっていました。
でも最近は『八神家の人たち』も気になっています。
なにげにザフィーラの書きやすさは異常。
『燃え』と『萌え』をこよなく愛してます。
《ブログについて》
魔法少女リリカルなのはの二次創作小説を中心に掲載するサイト。
イヒダリ彰人の妄想をただひたすらに書きつらねていきます。
もちろん無断転載は厳禁。
《連絡先》
aki_ihidari☆yahoo.co.jp
なにかあれば上記まで。
☆を@にしてお願いします。